仕事をしつつ、勉強。

太陽光パネル事業の設計と開発をしているときに、計装制御設計図にEtherNetという単語が出てきた。
LANケーブルの一種であることはすぐに分かったが、ボイラー関係の制御設計を手伝っているときに
タッチパネルソフトのリファレンスを読みつつ、上司の話を聞いていて繋がった。

ほかに
RS485だの、CVX形式だの、上司たちの話を聞いていて気になるものもあるが、とりあえずは

キーワードはI/O信号とデータ長







:「I/O信号」
これはinput/outputのことで、デバイス(装置)とCPU(演算装置)の間でやりとりされる通信信号のこと。
といっても複雑でもなんでもなく、要するに入力か出力かでしかない。
またその内容も、基本的には0か1かという簡単なもの。








:「データ長」(関連単語:「伝送速度」)
タッチパネル開発ソフトを触っているときに、リファレンスの出てきた単語。

伝送速度というのはbps:Bit Per Second のこと。
一秒間に何bit送信するのか。

それに対し、データ長とは一回に送信するデータのことで8/16/32/64bitなどと表示されている。
長ければ長いほど大きい指示が出来るし、bpsが大きいほど、一秒間の処理速度は速くなる。



つまりデータ長とはデータの持つ大きさ属性のことであり、処理速度、つまり伝送速度に影響を及ぼすのだ。
ちなみに、伝送方式にはさまざまな技術が開発されており、CSMA/CD方式が現在主流なのだそうだ。


Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection:CSMA/CD
一回につき、データをひとつずつ処理していく方式のことで、異なるPCが接続されたときにデータ同士の衝突が起こらないような通信の仕組みになっている模様。



*以下 コピペ

 CSMA/CD方式では,データを送信したいコンピュータが,ネットワーク・ケーブル上に他のデータがなくなるまで待つようにします。偶然にも,他のコンピュータと同時にデータを送信してしまった場合は,ネットワーク上のすべてのコンピュータにデータを破棄するように伝え,もう一度データを送信し直します

*コピペ終了


これがどう役立つのかというと、要するにクラウドサービスなどにおいて、データを同期する際に便利なのだ。
クラウドサービスはネットワークサーバーにある情報を端末同士で共有する仕組みである。
しかしこれは、下手をすれば端末同士での情報が混乱する可能性を意味する。

それを避けるため、端末の同期をひとつひとつ着実に行うために、このCSMA/CD方式で通信を行うことで、同期の失敗を防ぎたいのである。











さてEtherNerだが、つまりEtherNetとはこれらCSMA/CDを支えるハードウェアのプラットフォームであり、「ネットワークカード」のことなのだ。
「ネットワーク・カード」とは,ネットワークへの接続機能をコンピュータに付加するためのハードウエアのこと。
こいつとケーブルを用意し、コンピューターのUSBなりなんなりへと電気的に接続し、信号を読み取らせる事が可能になる = そのコンピューターがネットに接続する、ということなのだ。

なんかすごいイメージだけど、やることは単純で、USBポートもしくはケーブルポートにケーブルを挿しますってだけのことなのだが。


ちなみに、たまによく見る 【IEEE】という名前で呼ばれる組織(米国電気電子技術者協会)がこの規格の親玉らしい。
このIEEEが規格化しているCSMA/CDと呼ぶデータ伝送方式の通称をEthernetというのだ。

太陽光パネルの監視/制御システム、データ収集を行うモジュールへと通信を送るためのもろもろの規格はこのIEEEのやり方を参照しているということだ。







自分の仕事にもかなりかかわってきそうな分野なので、備忘録として保存しておきたい。
気になることとしては、現在Wifiを代表とする無線LAN規格が巷で大流行しているのだが、生産現場においてはどうなのだろう?
安定していることが重要とされているこの分野で、有線の規格が消滅することはありえない?


ほかにも、太陽光パネルの監視制御装置開発における通信の気になる単語としては、以下があげられる。
RS485 Mudbus通信
CSV形式などなど、ほかの気になる単語はまた別のときにでも。とりあえず記録。